英“変異コロナウイルス”対策徹底 自治体に通知 厚労省

イギリスで変異した新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、厚生労働省は自治体に対し、入国前の14日以内に滞在歴がある人は健康状態の確認を徹底し、感染が確認された場合は、入院措置の対象とするよう通知しました。

イギリスで感染力が強いとされる変異したウイルスの感染が拡大していることを受け、厚生労働省は25日までに、自治体に対して対策を徹底するよう通知しました。

通知では、入国前の14日以内にイギリスに滞在した人については保健所が健康確認を徹底し、感染が確認された場合は、症状のあるなしにかかわらず入院措置の対象とするよう求めています。

また、検査で陽性となった場合は、速やかに遺伝子を解析して変異したウイルスかを確認できるよう、直ちに国立感染症研究所に検体を送ることも求めています。

このほか、厚生労働省は、イギリスに滞在歴がある人が入国した場合、空港での検疫で採取した検体を速やかに感染症研究所に送って遺伝子の解析を行うなど警戒を強めています。