成田山新勝寺 恒例の大しめ縄の飾りつけ 千葉

ことしも残すところ1週間となり、初詣の「分散参拝」を呼びかけている千葉県の成田山新勝寺では、参拝者を迎える恒例の大しめ縄が飾りつけられました。

例年、正月三が日におよそ300万人が訪れる千葉県の成田山新勝寺では、25日、初詣にくる人を迎えるため五穀豊じょうを願って作られた大しめ縄の飾りつけが行われました。

新勝寺の大しめ縄は、近くの農家から集めた2500束のわらを使い、長さは6.6メートル、重さは200キロにもなります。

この大しめ縄は、大本堂の前に来月28日まで設置されます。

責任者の秋葉文夫さんは「ことしは大変な年だったので、来年はコロナが終息してよい年になってほしい」と話していました。

新勝寺では新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、正月三が日の初詣をなるべく避けてもらう「分散参拝」を呼びかけていて、25日も年を越す前に参拝に訪れる人が見られました。

会社員の男性は「年内の参拝でも御利益は同じだと思うので、すいている時期に早めに来ました。来年は安心できる生活に戻ってほしいです」と話していました。