バチカンでクリスマスのミサ コロナで参列者を大幅に制限

ローマ・カトリック教会の中心地、バチカンで、イエス・キリストの生誕を祝うクリスマス恒例のミサが行われ、ことしは新型コロナウイルスの影響で参列者の人数が大幅に制限されました。

バチカンのサンピエトロ大聖堂で24日夜行われたミサは、今月84歳になったフランシスコ教皇が執り行い、その様子はインターネットでも配信されました。

ミサには例年数千人の信者が参列しますが、ことしは新型コロナウイルスの感染予防のため、参列者はおよそ100人と大幅に制限されました。
また、参列した人はマスクを着用し、互いに距離をとっていました。

バチカンでは教皇に次ぐ地位にある枢機卿2人が新型コロナウイルスに感染したと伝えられています。

また、バチカンに接するイタリアでは死者が7万人を超えてヨーロッパで最も多く、24日からは全土で外出制限が再び始まるなど、例年とは大きく異なるクリスマスとなっています。