南アフリカ 新型コロナ第2波 「第1波より速く拡大」

変異した新型コロナウイルスが見つかった、南アフリカの保健当局は、現在起きている第2波の感染は第1波よりも速く広がっているとして、国民に対策の徹底を呼びかけています。

南アフリカでの新型コロナウイルスの感染は、ことし7月にピークを過ぎたあと落ち着いていましたが、先月下旬から再び感染者数が増えていて、今月23日には1日当たりの感染者数が1万4000人余りとなり、地元メディアはこれまでで最も多いと伝えています。

南アフリカでは保健当局が先週、変異した新型コロナウイルスが見つかったことを明らかにし、現在の第2波の感染の背景にはこの変異したウイルスがあるという見方を示しています。

ムキゼ保健相は第2波について「第1波よりも極めて速く感染が広がっている」としたうえで、今後数日以内に第1波のピークを超えるという見通しを示しました。

南半球にある南アフリカでは、クリスマスと新年を前に夏のホリデーシーズンを迎えていて、外出や会食の機会が増えています。

ムキゼ保健相は「ホリデーシーズンでも感染対策の必要性は高く、怠ることはできない」と述べ、国民に対して改めて対策の徹底を呼びかけました。

変異した新型コロナウイルスはイギリスなどでも見つかっていますが、WHO=世界保健機関は、南アフリカで見つかったウイルスはイギリスのものとは異なるという見解を示しています。