フランス コロナ感染のマクロン大統領 自主隔離終えると発表

フランス大統領府は、新型コロナウイルスに感染して自主隔離を続けていたマクロン大統領について、症状はなくなり隔離を終えると発表しました。

マクロン大統領は今月17日、新型コロナウイルスの初期症状がみられたことから、PCR検査を行ったところ陽性と判定され、パリ近郊で自主隔離を続けながら公務を続けていました。

フランス大統領府は24日、声明を発表し、隔離の直後にみられたせきや重度の疲労、頭痛などの症状はなくなり、マクロン大統領の隔離を終えることを明らかにしました。

フランスでは感染対策として午後8時以降の外出が禁止されていますが、24日だけは例外的に制限が解除されました。

マクロン大統領は声明の中で、クリスマスであってもほかの人との接触をできるだけ減らし、マスクを着用するなど感染対策を徹底するよう改めて訴えました。

マクロン大統領は感染が確認される前に各国の首脳や与党の幹部などと会食をともにしていて、スペインのサンチェス首相やEU=ヨーロッパ連合のミシェル大統領、それにフランスのカステックス首相らも自主隔離に入る事態になりました。