鳥インフル 異例のペースで発生 農水省が会合 厳重な警戒必要

先月以降、鳥インフルエンザが異例のペースで発生していることを受けて、農林水産省は専門家などが対策を検討する会合を開きました。ウイルスは、ニワトリが死ぬまでの期間が長く、感染に気付きにくい性質があるため、細かな異変に注意を払うなど警戒を強める必要性を確認しました。

鳥インフルエンザは先月以降、西日本で相次いでいましたが、千葉県でも確認され、発生したのは合わせて13県の32か所の養鶏場になり、ニワトリの殺処分は460万羽余りに上る見通しです。

こうした事態を受けて農林水産省は24日、専門家などが対策などを検討する会合をオンラインで開きました。

会合では、専門家チームがいずれの養鶏場の周辺にもウイルスを運ぶ野鳥が飛来するため、池や川があり、中には野生動物が入り込む隙間が見られた養鶏場もあったこと、それにウイルスの特徴として、実験でウイルスを高い濃度で感染させても、死ぬまでの期間が最大6日程度と従来より長く、感染に気付きにくいことなどを報告しました。

これを受けて会合では、消毒や野生動物などの侵入防止の徹底とともに、日頃からニワトリを綿密に観察し、元気がなく、餌をあまり食べないといった通常と異なる症状が見られた場合には早期に通報するなど、厳重な警戒が必要だと確認しました。

農林水産省は、野鳥でも感染が相次いでいるため、全国で発生するリスクが極めて高いとしていて、警戒の強化を呼びかけています。