経済再生相 Go Toトラベル再開感染状況を知事と共有し判断へ

2020年12月24日 18時07分新型コロナウイルス

新型コロナウイルス対策をめぐり西村経済再生担当大臣は、全国知事会の飯泉会長とテレビ会議を行いました。西村大臣は「Go Toトラベル」の再開は各地の感染状況などを知事と共有しながら判断するほか、特別措置法の改正についても検討を急ぐ考えを示しました。

この中で、飯泉会長は「何としても、緊急事態宣言が視野に入る『ステージ4』ではなく『ステージ3』で食い止める決意で臨んでいる」と述べました。

そのうえで「Go Toトラベル」について、全国での一時停止のあと、感染が落ち着いたところから順次再開することや、特別措置法を改正して、知事による休業要請に応じない飲食店に罰則を設けることなどを求めました。

これに対し、西村大臣は「Go Toトラベル」について「政府の分科会では『ステージ2』の段階になっているところは再開してもかまわないという基準をいただいている。病床の確保が十分かなどを含め、適切なタイミングで各知事と状況を共有しながら判断したい」と述べました。

また、特別措置法の改正については「菅総理大臣も休業要請などは『罰則と給付金がセットで必要ではないか』と発言しているので、法律の専門家の意見も聴きながら分科会でも議論し、迅速に検討を進めたい」と述べました。

西村経済再生相「今から『静かな年末年始』へ」

西村経済再生担当大臣は、記者会見で「今から『静かな年末年始』をお願いしていくため、連携して取り組んでいくことで一致した」と述べました。

そのうえで「なんとか、人の流れを減少させることで、感染を下げていかなければならないという強い危機感を持っている。飲食店への営業時間の短縮要請などが行われている地域では、協力金などでしっかり支援していくので、事業者も要請に応じてもらいたい。特に感染が拡大している地域では、飲み会も控えていただくようお願いしたい」と呼びかけました。