政府 忘年会や新年会の見送り呼びかけ 感染拡大の地域で

新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、政府は、感染が拡大している地域では忘年会や新年会を見送るよう呼びかけを徹底するとともに、自治体に対策の強化を働きかけていく方針です。

政府の分科会は、集中的な取り組みによって、感染拡大を食い止めたいとしている年末年始の対策などをめぐり意見を交わしました。

この中で西村経済再生担当大臣は、東京などの首都圏について「飲食店などへの営業時間の短縮要請を行っているが、歓楽街の人出が減っておらず、新規陽性者の増加が続いている」と指摘し、人と人との接触機会を低減させるよう協力を求めました。

内閣府が、インターネットで全国の1万人余りを対象に年末年始の過ごし方などについてアンケート調査を行った結果、4割以上の人が、忘年会や新年会など例年の会食を取りやめたと答えました。

一方で、およそ1割の人が、忘年会や新年会などの予定があると答え、このうちの半数以上は5人以上での会食を予定していました。

政府は、東京を中心とした感染が拡大している地域では、飲食を通じた感染を抑える必要があるとして、忘年会や新年会を見送るよう呼びかけを徹底するとともに、自治体に対策の強化を働きかけていく方針です。