代表のねぶた師などがスイッチを押すと、ねぶたに明かりがともり、拍手が沸き起こりました。
このねぶたは、病を治す「薬師如来」や、仏教の教えを学ぼうと過酷な旅を乗り越えた中国の僧「玄奘三蔵」などを題材につくられ、新型コロナウイルスの早期終息への願いと、ねぶた師たちの祭りにかける情熱が表現されています。
ねぶた師の竹浪比呂央さんは「ことしを象徴する、歴史に残るねぶたになったと思うので、見た人が元気や勇気を感じてもらって、一緒にコロナに負けずに頑張りましょうと伝えたい」と話していました。
このねぶたは来年の夏まで展示され、「青森ねぶた祭」が開催されれば運行も行われる予定です。
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コロナ早期終息願い…初の“合作ねぶた”がお披露目 青森
新型コロナウイルスの影響でことしの「青森ねぶた祭」が中止となったことを受けて、ねぶた師全員が協力して初めて制作したねぶたが完成し、23日、明かりがともされました。
東北を代表する祭り「青森ねぶた祭」が中止となったことを受けて、全国からの支援を受け、14人のねぶた師全員が初めて協力して特別なねぶたを制作しました。
23日は、およそ3か月かけて作り上げたねぶたを披露するセレモニーが青森市の「ねぶたの家ワ・ラッセ」で行われ、ねぶた師など10人余りが集まりました。
ねぶたは、幅8.5メートル、高さ5.2メートルで、1人1体ずつ制作したものを1台の台車に載せています。
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