名古屋市医師会会長 医療崩壊に危機感「入院できなくなる」

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、名古屋市医師会は23日、記者会見を開き、服部達哉会長は「このペースで患者が増えると医療が必要な患者が入院できなくなる」と述べ、危機感を示しました。

この中で名古屋市医師会の服部達哉会長は、名古屋市内では新型コロナウイルスの患者を受け入れられる病床の多くが埋まっていると指摘したうえで「このペースで患者が増えていくと医療が必要な患者が入院できなくなる事態に陥ってしまう。なんとか医療崩壊を食い止めたい」と述べ、危機感を示しました。

そのうえで服部会長は「熱など新型コロナが疑われる症状がある人は必ず電話をしたうえで受診してほしい」と呼びかけました。

名古屋市医師会では、年末年始の今月30日から1月3日まで、軽症患者については、名古屋市医師会急病センターと各区の休日急病診療所で診察が可能で、医師が必要だと判断すれば、唾液を使ったPCR検査を受けることもできるとしています。