北海道 鈴木知事「年末年始 帰省控え在宅で」呼びかけへ

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、北海道の鈴木知事は道民に対し、年末年始は帰省を控え、極力家族などふだん一緒にいる人と自宅で過ごすよう呼びかける考えを示しました。

北海道は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、25日までの間、特別措置法に基づいて、感染のリスクを避ける対策がとれない場合に札幌市や旭川市で不要不急の外出を控えるよう要請するとともに、札幌市全域の接待を伴う飲食店には休業を、繁華街・ススキノの飲食店などには営業時間の短縮などを要請しています。

鈴木知事は23日、道議会の各会派との会談で「今月26日から来年1月15日までの間、札幌市と旭川市で外出自粛の要請を継続するとともに、札幌市の接待を伴う飲食店は依然として、感染事例が見られることから、午後10時までの営業時間の短縮を要請せざるをえない」と述べました。

そのうえで「特別措置法による措置とは別に正月三が日までは極力自宅で過ごしてもらうなど、『静かな年末年始』に向けた道内179市町村との共同メッセージを発出することなどについて最終調整を行っている」と述べ、道民に対し年末年始は帰省を控え、極力家族などふだん一緒にいる人と自宅で過ごし、それ以外の人との会食などは控えるよう呼びかける考えを示しました。

一方、道は繁華街・ススキノの飲食店などに対する営業時間などの短縮要請は25日までで終了する方針です。

道は専門家の意見なども踏まえ、24日に対策本部会議を開き、要請や呼びかけの内容を決めることにしています。