モデルナのワクチン 沖縄の米軍基地などで来週にも接種開始へ

アメリカで緊急使用が許可された新型コロナウイルスのワクチンについて、アメリカ軍は沖縄の嘉手納基地などで来週にも接種を始める見通しを明らかにしました。

アメリカ国防総省は、製薬会社モデルナが開発した新型コロナウイルスのワクチンの緊急使用が許可されたことを受けて、国内外のアメリカ軍の拠点へのワクチンの輸送を進めています。

こうした中、在日アメリカ軍はNHKの取材に対して、今週末、7000から8000回分のワクチンが届き、来週にも接種が始まるという見通しを明らかにしました。

アメリカ軍によりますと、沖縄で接種が行われるのは、嘉手納基地の医療施設とキャンプ瑞慶覧にある海軍病院で、ワクチンの接種は基地内の医療従事者などを対象に優先的に行われるということです。

アメリカ軍は、今回輸送されるワクチンは限られているとしていて、大規模なワクチンの配布の予定は現時点ではまだ固まっていないとしています。

沖縄のアメリカ軍基地ではこれまでに兵士など合わせて663人の感染が確認されています。