大阪 年末恒例「お笑い神事」ことしはマスク姿で飛まつ防止

大笑いをすることで1年の嫌なことを吹き飛ばす年末恒例の「お笑い神事」が東大阪市の神社で開かれ、ことしは飛まつを飛ばさないよう参加者たちはマスク姿で笑い声をあげ新年の幸福を願いました。

大阪・東大阪市の枚岡神社の「お笑い神事」は神々の笑いによって天の岩戸が開かれたという故事にちなんで毎年この時期に行われています。

ことしは新型コロナウイルスの感染対策として、参加人数を減らし、全員がマスクを着けて間隔をあけながら行われました。

まず神職が「ことしは声は控えめに心の中では大笑いしてください」と呼びかけました。

ふだんの年は20分間にわたって大声で笑い続けますが、ことしは宮司の声にあわせ参加者たちが「あーっはっは」と短く3回、やや控えめに声を出して笑っていました。

参加した60代の女性は「声を出してすがすがしい気持ちになりました。早くコロナがおさまって、みんなが顔を合わせて笑いあえるようになればいいなと思っています」と話していました。

枚岡神社の中東弘宮司は「こういうときだからこそ多くの人に笑って邪気を払ってもらい、いい年を迎えてもらいたいです。来年はマスクを外して笑いあえる1年になることを願っています」と話していました。