日本政府 24日以降 日本人以外イギリスからの入国停止へ

イギリスで、感染力が強いとされる、変異した新型コロナウイルスの感染が広がっていることを受けて日本政府は、24日以降日本人以外のイギリスからの入国を一時的に停止するなど、入国制限を強化する方針を固めました。

イギリスでは感染力が強いとされる、変異した新型コロナウイルスの感染が拡大し、各国がイギリスからの航空便の受け入れを停止するなど対応に乗り出しています。

こうした中、日本政府が、24日以降、イギリスからの入国制限を強化する方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。

現在、イギリスからの入国は日本人や中長期の在留資格を持つ外国人などに限られていますが日本人以外の新規の入国を一時的に停止します。

日本に住んでいる日本人や外国人がイギリスに7日間以内の短期出張をした場合は、引き続き帰国や入国を認めますが現在、免除している14日間の待機を改めて要請するということです。

また、週末以降、イギリスから入国する人には、国籍にかかわらず出国前の72時間以内に検査を受けたうえで、陰性だったことを証明する書類を提出するよう求める方針です。

立民 枝野代表「中途半端と言わざるをえない」

立憲民主党の枝野代表は、記者団に対し「初めて感染が拡大した春先の教訓を踏まえれば、政府の今回の対応は若干遅れているし、 中途半端と言わざるをえない。変異種の具体的な状況がわかるまで、一時的にでも、各国でやっているように往来そのものを止めるというところまで踏み込むべきだ」と述べました。