愛知 大村知事「帰省の自粛を 県をまたぐ移動控えて」

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、愛知県の大村知事は21日の記者会見で、年末年始の帰省の必要性を改めて見直し、自粛するよう呼びかける考えを示しました。

愛知県の大村知事は21日の記者会見で、前日の時点で、県内の医療機関に入院している感染者の数が531人と、これまでで最も多くなったほか、自宅で療養している感染者も、過去最多の1332人になっていると説明しました。

また、感染者の集団=クラスターが、週末に県内の医療機関や大学などで合わせて5つ発生したと発表しました。

大村知事は「今月に入ってからは、一日に発表される感染者の数が平均して200人ほどの大変厳しい状況だ。年末年始は医療体制の確保に万全を期し、しっかりとした態勢で対応したい」と述べました。

そして、年末年始に向けた県民へのメッセージを、今週半ばに出すとしたうえで「年末年始は行動を自粛し、不要不急の県をまたぐ移動を極力控えてもらいたい。帰省についても、不要不急ではないかを、今一度見直し、自粛をお願いしたい」と述べました。