「エッセンシャルワーカーの処遇改善を」経済同友会と連合

経済同友会の櫻田代表幹事と連合の神津会長が会談し、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、医療や介護をはじめ社会や暮らしを支えるために働くいわゆる「エッセンシャルワーカー」の処遇を改善する必要があるという認識で一致しました。

来年の春闘に向け、連合は、医療や介護、物流の現場などで働くエッセンシャルワーカーや非正規労働者の待遇改善が必要だとして、「ベースアップ」に相当する分として、2%程度の賃金引き上げを要求する方針を決めています。

22日の会談で経済同友会の櫻田代表幹事も、「人手不足の中で頑張っているエッセンシャルワーカーへの敬意が足りていないと思う。感謝の気持ちを具体的な形で示すことが必要だ」と述べ、感染拡大の中で社会を支えるエッセンシャルワーカーの処遇を改善する必要があるという認識で一致しました。

これに対して連合側は、「本当に処遇改善を進めるためには、具体的な制度がなければ行き届かない」と述べ、処遇の改善に向け賃金などのルールづくりが重要だという考えを示しました。