「福祉避難所」新型コロナで受け入れ人数 想定の4割に 神戸市

災害時に高齢者や障害者を受け入れる「福祉避難所」について、神戸市が新型コロナウイルスの影響を初めて調査したところ、ほとんどの避難所が感染防止を理由に「定員を減らす」と答え、受け入れ可能な人数が想定の4割まで減ることが分かりました。

「福祉避難所」は、体が不自由な高齢者や障害者などのために開設されるもので、多くは福祉施設など設備の整った施設が活用されます。

神戸市は新型コロナウイルスによる影響を調べようと、ことし10月から12月にかけて「福祉避難所」となる市内の福祉施設を対象に初めての調査を行い、113か所から回答を得ました。

調査では感染症の流行によって、受け入れ可能な人数に変化があるか聞いたところ、
▽13か所が「全く受け入れできない」と回答しました。

また、
▽95か所で「受け入れ人数を減らす」と回答し、多いところでは8割ほど人数を減らすとしています。

一方、
▽「変わらない」としたのは、わずか5か所にとどまりました。

避難者の人数ベースでは、113か所で合わせて2086人を受け入れる想定でしたが、受け入れ可能な人数は904人と、想定の4割まで減ることが分かりました。

施設側からは「感染防止のためのスペースが十分に取れない」とか「コロナで通常業務が増え、対応が難しい」といった声が寄せられているということです。

神戸市は「福祉避難所は、特に配慮が必要な被災者の生活や命を守る重要な場所となる。コロナ禍でどうしたら確保できるか施設側と協議するなど、できることを行っていきたい」としています。