東京都 新型コロナ 563人感染確認 火曜日で初の500人超

東京都は、火曜日としてはこれまでで最も多い563人が22日、都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。22日までの7日間の平均は630人でこれまでで最も多くなり、この1週間でおよそ110人増えました。また、都は、感染が確認された80代の女性が死亡したことを明らかにしました。

東京都は22日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて563人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では、
▼10歳未満が20人、
▼10代が26人、
▼20代が133人、
▼30代が120人、
▼40代が96人、
▼50代が77人、
▼60代が43人、
▼70代が25人、
▼80代が16人、
▼90代が7人です。

土曜日や日曜日に休診の医療機関が多いため発表人数が比較的少ない傾向の火曜日としては、初めて500人を超え、これまでで最も多くなりました。

22日までの7日間の平均は630人で、これまでで最も多くなりました。これで14日連続の増加となり、この1週間で110人余り増えました。

22日の563人のうち、およそ42%にあたる237人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ58%の326人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は
▼「家庭内」が118人と最も多く、
▼「職場内」が32人、
▼「施設内」が31人、
▼「会食」が19人などとなっています。

このうち家庭内では0歳の赤ちゃん5人の感染が確認されました。

このうち3人は親から感染したということです。

都の担当者は「先週と比べて日ごとで100人ずつ増えている。会食や職場内、家庭内といろいろなところに広がっていてなかなか減っていかない」と話しています。

そのうえで会食については「友人と昼食を1時間とって感染した人もいる。『昼なら大丈夫だろう』という安心があるのかもしれないが、対面で食事をすれば感染することはある。家でも、密になれば同じ状況なので、夜に外で飲まなければ安心というわけではない。
食事のいろいろな場面で幅広く気をつけてほしい」と呼びかけています。

都 発表人数が19人少なくなると訂正

また、都は、再検査で陰性となったり、同じ人が2つの医療機関で検査をうけて2人分としてカウントされたりしていたなどとして、これまでの発表人数が合わせて19人少なくなると訂正しました。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて5万2382人になりました。

一方、都の基準で集計した22日時点の重症の患者は、21日より1人増えて64人でした。

また、都は、院内感染した80代の女性が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人は合わせて568人になりました。

重症の患者は64人

東京都によりますと、都内で22日までに感染が確認された5万2382人のうち、入院中の人は21日より61人減って2093人となりました。

入院患者のうち都の基準で集計した重症の患者は21日より1人増えて64人でした。

都は、22日の時点で、重症の患者向けの病床を200床確保していますが、これを250床にするよう医療機関に要請しているほか、2800床確保している中等症以下の患者向けの病床は3750床にするよう要請しています。

また、自宅で療養している人は21日より12人増えて1825人となり、これまでで最も多くなりました。

都が開設・運用しているホテルなど10の施設で療養している軽症や無症状の人は21日より16人増えて987人となり、これまでで最も多くなりました。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は21日より113人減って936人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は4万5973人となっています。