米トランプ政権高官 “中国TCLの製品に「バックドア」設置”

アメリカのトランプ政権の高官は、中国の大手電機メーカーの製品に、情報を抜き取ることができる「バックドア」が設置されていたなどと指摘し、中国企業や中国製品への警戒を強化する必要性を訴えました。

アメリカ国土安全保障省のウルフ長官代行は、21日演説し「中国はアメリカの暮らしや繁栄を脅かしている。家庭、学校、仕事、それに健康が危険にさらされている」と述べ、中国がアメリカの安全にとって最大の脅威だと強調しました。

そして、新型コロナウイルス対策として中国から送られた医療物資から不正に製造されたマスクが1200万枚見つかったほか、中国の大手電機メーカーTCLの製品に、利用者の情報を抜き取ることができる「バックドア」が設置されていたなどと指摘し、中国企業や中国製品への警戒を強化する必要性を訴えました。

そのうえでウルフ長官代行は、近く、アメリカ企業に警戒を呼びかける通知を出す方針を明らかにしました。

一方、トランプ政権は、この日、国務省が人権侵害に関わった疑いがある中国政府の当局者を対象にアメリカへの入国ビザを制限する新たな措置を発表したほか、商務省が、中国企業58社を軍の関連企業に指定し、アメリカとの取り引きを制限する措置を発表していて、中国に対する圧力を一段と強めています。