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台湾 新型コロナ 約8か月ぶりに1人感染確認 警戒強める

台湾で、海外から来た人などを除いておよそ8か月ぶりに新型コロナウイルスの感染者が1人確認され、衛生当局が警戒を強めています。
台湾の衛生当局の発表によりますと、22日、台湾に住む30代の女性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。

海外から来た人などを除き、台湾域内で感染者が確認されたのはことし4月以来、およそ8か月ぶりです。

女性は、20日感染が確認されたニュージーランド人の男性パイロットと接触があったということです。

衛生当局によりますと、男性は台湾での行動についてあいまいな申告しかしなかったため、警察の協力を得て調べたところ、女性との接触が分かったということです。

男性は法律に基づいて最高で30万台湾元、およそ110万円の支払いを命じられる見通しです。

また当局は、2人が訪れた台北のデパートなどの名前を公表し、同じ日時に出入りした人たちに自主的な健康管理を呼びかけました。

台湾では22日までに感染が確認された770人のうち、域内での感染は56人にとどまっていますが、海外で感染拡大が続いていることから、空港などでの水際対策に力を入れるとともに、公共交通機関や商業施設などでのマスク着用を罰則つきで義務化するなどして警戒を強めています。

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