旭川の病院などに派遣の自衛隊医療チーム 支援活動終える

新型コロナウイルスの大規模なクラスターが発生した北海道旭川市の病院などに派遣されていた自衛隊の医療チームは、21日で2週間の支援活動を終え、現場をあとにしました。

自衛隊の医療チームの10人の隊員は、大規模なクラスターが発生した旭川市の障害者福祉施設の「北海道療育園」と「慶友会吉田病院」に派遣され、今月8日から支援活動にあたってきました。

北海道と旭川市は、その後、ひっ迫していた医療体制が回復しつつあるとして、派遣の継続を求めないことを決め医療チームは21日ですべての活動を終了しました。

このうち、隊員5人が派遣されていた北海道療育園には旭川市の西川将人市長が訪れ、隊員たちに「2週間に渡る支援、ありがとうございました」と感謝のことばを述べました。

このあと、隊員たちは車両に乗り込むと、軽く頭を下げ、現場をあとにしました。
西川市長は、「自衛隊の医療チームのおかげで先が見えるところまで来ることができた。クラスターの収束に向けて引き続き施設を支援していきたい」と話していました。