「桜を見る会」前首相 捜査情報と異なる答弁118回 衆院調査局

「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐって、安倍前総理大臣が国会で行った答弁のうち、報道で明らかになった検察の捜査に関する情報と食い違う答弁が、少なくとも118回あったことが、衆議院調査局の調査で明らかになりました。

衆議院調査局は、立憲民主党の要請を受けて、去年11月からの臨時国会と、ことし1月からの通常国会で「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐって、安倍前総理大臣が行った答弁の事実関係を調べました。

調査は答弁と報道で明らかになった検察の捜査に関する情報を照らし合わせる形で行われ、その結果、答弁と捜査の情報が食い違う答弁が、少なくとも118回ありました。

このうち、懇親会の費用の支払いについて、安倍氏の事務所側の関与を否定していた答弁が70回、ホテル側から明細書の発行を受けていないなどとした答弁が20回、事務所側による費用の差額補填(ほてん)を否定していた答弁が28回となっています。

調査を要請した立憲民主党の黒岩国会対策委員長代理は、記者団に対し「安倍氏は、1年にわたって衆参両院で虚偽答弁を繰り返してきた。国会の証人喚問に応じてもらうのが筋で、公開の場で国民に堂々と真実を語ってほしい」と述べました。

立民 枝野代表「安倍前首相は国民に見える場で話すべき」

「桜を見る会」の前日夜の懇親会をめぐる安倍前総理大臣の国会での説明について、立憲民主党の枝野代表は「国民に見える場で話すべきだ」と述べ、公開の場で行う必要があるという考えを示しました。

「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐる問題で安倍前総理大臣は、検察の捜査の結果が出たあと、みずからが国会で説明する考えを示していることから、今後、説明の場や形式などをめぐって与野党で協議が行われる見通しです。

これについて、立憲民主党の枝野代表は、21日の記者会見で「最低限、公開し、国民に見える場で話すべきだ」と述べ、公開の場で行う必要があるという考えを示しました。

一方、枝野氏は、自民党が新型コロナウイルス対策の特別措置法の改正の検討を進めていることについて「すでに野党は改正案を国会に提出しているが、自民党と大きな方向性に違いはないと思う。われわれは合理的な修正であれば柔軟に対応したい」と述べました。

共産 小池書記局長「証人喚問を求めていく」

共産党の小池書記局長は記者会見で「今までさんざんうそをついてきたわけなので、次はうそをついたら偽証罪に問われる証人喚問こそ、最もふさわしく最もなじむ。歴代の総理大臣の中でこれほどの虚偽答弁を行った人はいない。われわれとしては証人喚問を求めていきたい」と述べました。