年末年始 コロナ重症患者受け入れの医療機関に30万円 東京都

東京都は、年末年始も新型コロナウイルスの医療提供体制を確保するため、その期間に入院患者を受け入れる医療機関に対し、患者1人1日当たり、重症で30万円、軽症、中等症では7万円を支払うほか、年末年始に営業した薬局にも協力金を支給します。

これは、21日、都の幹部が出席して開かれた対策本部会議で決まりました。

それによりますと、今月29日から来月3日までの6日間に入院患者を受け入れる医療機関に対し、患者1人1日当たり、重症で30万円、軽症、中等症では7万円を支払います。

すでに入院している患者を受け入れ続けた場合も対象となります。

都は、すでに、感染が疑われる発熱患者などの診療を年末年始も休まずに行った医療機関に協力金を支給することを決めていますが、対象に年末年始に営業した薬局を含めることも決めました。

協力金の額は医療機関が4時間当たり15万円、薬局は1日8時間以上で3万円です。

さらに、都は、高齢者施設などで小規模なクラスターが頻発しているとして、検査費用を助成する事業の対象を特に介護が必要な人が入所する特別養護老人ホームなどだけでなく、サービス付き高齢者向け住宅などにも広げることを決めました。