東京 明治神宮 大みそか~元旦 終夜参拝を取りやめ コロナ防止

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、毎年初詣で大勢の参拝者が訪れる東京の明治神宮は、大みそかから元旦にかけての終夜参拝を取りやめることになりました。

東京 渋谷区の明治神宮は毎年、正月の三が日だけでおよそ300万人の参拝者が訪れることで知られています。

例年は、31日の大みそかから元旦にかけては、3か所ある入り口の門をすべて開けていましたが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、終夜参拝を取りやめることになりました。

今月31日は午後4時に閉門として、元旦は午前6時に開門することにしていて、明治神宮では分散参拝を呼びかけています。

また、大勢の参拝者が訪れて参道で「密」の状態となるのを避けるため、周囲との間隔を空けるように促す看板や印を設置することにしています。

そのほか、元日から来月4日までの期間は屋台の出店をやめるほか、敷地内にあるレストランの営業も取りやめます。

明治神宮では「新型コロナウイルスの感染を防ぐとともに、安心して参拝をすることができるよう対策を検討した。日にちや時間をずらす分散参拝への協力をお願いしたい」と話していました。

川崎大師は例年どおり「終夜参拝」実施

神奈川県川崎市にある川崎大師では、大みそかから元旦にかけての「終夜参拝」を、例年と同じように行うことにしています。

参拝者にマスクの着用を呼びかけるとともに、お守りなどの販売所では飛まつ防止用のシートを設置するなど、感染防止対策を徹底することにしています。

川崎大師によりますと、初詣の参拝に訪れることができない人などからの申し込みを受け、お札などを自宅に届けていますが、ことしは例年より申し込みが多いということです。

千葉 成田山新勝寺も例年どおり夜通し参拝受け付け

千葉県成田市の成田山新勝寺では、例年と同じように大みそかから元旦にかけて夜通し、参拝を受け付けることにしています。

正月三が日も24時間、参拝することができます。

成田山新勝寺では正月三が日は、大勢の参拝者が見込まれることから、日にちや時間をずらす「分散参拝」を呼びかけています。