東京 新型コロナ 1人死亡 392人感染確認 月曜日の発表では最多

東京都は、月曜日としてはこれまでで最も多い392人が21日都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

21日までの7日間の平均は615.4人とこれまでで最も多くなり、13日連続で増加しています。

また、21日時点の入院患者は2154人でこちらも過去最多となりました。

東京都は、21日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて392人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

土曜日や日曜日に休診の医療機関が多く、発表人数が比較的少ない月曜日としては、これまでで最も多くなりました。

年代別では、
▽10歳未満が3人、
▽10代が10人、
▽20代が101人、
▽30代が97人、
▽40代が58人、
▽50代が57人、
▽60代が22人、
▽70代が17人、
▽80代が17人、
▽90代が10人で、20代と30代で半分余りを占めています。

また、21日までの7日間の平均は615.4人とこれまでで最も多くなり、これで13日連続の増加です。

21日の392人のうち、
▽およそ35%に当たる136人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、
▽残りのおよそ65%の256人はこれまでのところ感染経路が分かっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く49人
次いで、
▽「施設内」が32人
▽「職場内」が25人
▽「会食」が11人などとなっています。

施設内での感染では、5つの医療機関で合わせて患者3人、職員8人、7つの高齢者施設で合わせて利用者15人、職員5人がそれぞれ確認されたということです。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて5万1838人になりました。

重症の患者は63人

一方、都の基準で集計した21日時点の重症の患者は20日より3人減って63人でした。

また、21日時点の入院患者は2154人でこれまでで最も多くなりました。

また、都は、感染が確認された70代の男性1人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人は合わせて567人になりました。

入院中や療養中の人 過去最多に

東京都によりますと、都内で21日までに感染が確認された5万1838人のうち、入院中の人は20日より47人増えて2154人となり、これまでで最も多くなりました。

都は、21日の時点で、重症の患者向けの病床を200床確保していますが、これを250床にするよう医療機関に要請しているほか、2800床確保している中等症以下の患者向けの病床は3750床にするよう要請しています。

また、自宅で療養している人は20日より108人増えて1813人となり、これまでで最も多くなりました。

都が開設・運用しているホテルなど10の施設で療養している軽症や無症状の人は20日より32人増えて971人となり、これまでで最も多くなりました。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は20日より278人減って1049人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は4万5284人となっています。