SNS上のひぼうや中傷被害防止へ 新たな裁判手続きの創設決定

SNS上のひぼうや中傷による深刻な被害を防ぐため、投稿した人に関する情報開示を迅速に進められる新たな裁判手続きの創設が決まりました。総務省は来年の通常国会に必要な法律の改正案を提出することにしています。

SNS上のひぼうや中傷に対しては、被害者は誰が投稿したかを特定できる情報を開示するよう訴えを起こすことができますが、SNSの運営会社と、投稿した人が利用している接続業者、それぞれに裁判の手続きが必要で時間がかかることが課題となっていました。

フジテレビの番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さんが、SNS上でひぼう中傷を受ける中で自殺した問題をきっかけに、総務省の有識者会議が投稿した人の情報開示に関する検討を進め、21日の会合で新たな裁判手続きの創設を決めました。

この中では裁判所は被害者から申し立てを受ければ投稿者の情報を開示するかどうかを判断し、SNSの運営会社や接続業者に命令を出すとしています。

また、開示を命じる前に投稿者の通信記録などが削除されないよう、あらかじめ接続業者に対して情報の消去を禁じることができます。

一方、公正な裁判手続きとなるよう、投稿者側の意見も聞き取って反映させる仕組みとしています。

総務省は来年の通常国会に必要な法律の改正案を提出することにしています。