都営地下鉄など 来年春の終電繰り上げは行わない方針

首都圏を走る鉄道で来年春に最終電車の時刻の繰り上げが相次ぐ中、都が運営する都営地下鉄などは繰り上げを行わない方針です。

首都圏では、新型コロナウイルスの影響で深夜の利用客が減っているなどとして、JR東日本のほか、小田急電鉄、それに東京メトロなども来年春に最終電車の繰り上げを決めています。

こうした中、東京都によりますと、都の交通局が運営する▽都営地下鉄と▽都電荒川線、それに▽日暮里・舎人ライナーは最終電車の時刻の繰り上げは行わない方針です。

理由について都は、深夜の時間帯に一定の利用者がいることや、終電のあとに行う夜間の保守や点検に必要な時間を確保していることをあげています。

東京都交通局は「他社の路線の繰り上げやお客様の動向を注視し、適切な運行ダイヤの設定に努めていく」としています。