年末年始コロナ対策 知事会 国により強いメッセージ求める意見

新型コロナウイルス対策をめぐって全国知事会はオンラインで意見を交わし、全国で年末年始の対策を徹底させるため、より強いメッセージを出すよう国に求める意見が出されました。

この中では、年末年始に全国で感染防止策を徹底させる必要性を指摘する声が相次ぎ、神奈川県の黒岩知事は「首都圏の1都3県で鉄道会社に大みそかの終夜運行の停止を要望した。危機にあたっては連携した対応が重要だ」と述べました。

また宮崎県の河野知事は「国全体としてより強いメッセージを出すべきだ。『勝負の3週間』の呼びかけは分かりにくい部分があり、年末年始に向けてさらに引き締めてほしい」と述べました。

一方「Go Toトラベル」の全国での一時停止について石川県の谷本知事は「地域の感染状況を考慮することなく一方的に発表された。現場に相当な混乱を生じさせることもあり、今後はできるだけ早期に方針を示してほしい」と求めました。

また大阪府の吉村知事は飲食店への営業時間短縮の要請について「現場では『応じる必要がないのではないか』という意見もあり、実効性が分からない状況だ。特別措置法の改正では要請に違反した場合の罰則だけでなく、応じた場合の補償も盛り込むべきだ」と述べました。