コロナ影響 「宅飲み」後の飲酒運転 住宅街で検挙 目立つ 愛知

新型コロナウイルスの影響で自宅で酒を飲むいわゆる「宅飲み」をしたあと飲酒運転で検挙されるケースが目立つとして、19日夜、愛知県の住宅街などで飲酒運転の取締りが行われました。

取締りは愛知県警察本部が19日夜、県内の住宅地の幹線道路などおよそ50か所で行いました。

このうち名古屋市中区の県道では、感染防止のため警察官とドライバーが距離を保ったまま検査ができる長さ60センチほどの棒状の感知器に息を吹きかけてもらい、酒を飲んでいないか確認していました。

警察によりますと、愛知県内の飲酒運転の検挙数はことしに入って10月末までに1397件で、去年の同じ時期より23%増加し、全国で最も多くなっています。

例年は繁華街で検挙されるケースが多いということですが、ことしは自宅で酒を飲んでいて酒やつまみが足りなくなり、車で買い足しに出かけるなどして住宅街で検挙されるケースが目立つということです。

愛知県警察本部交通指導課笠井拓次長は「コロナ禍の年末年始で“宅飲み”の機会が増えると思いますが飲酒運転は絶対にしないように」と話していました。