トルコ 病院の集中治療室で火事 新型コロナ患者10人死亡

トルコ南東部の病院の集中治療室で火事があり、新型コロナウイルスの患者10人が死亡しました。地元の自治体によりますと、患者の酸素吸入のための機器から火が出たということで、当局が原因を調べています。

自治体などによりますと、19日朝、トルコ南東部のガジアンテプにある大学病院の集中治療室で火事が起きました。

火はまもなく消し止められましたが、室内で治療を受けていた新型コロナウイルスの患者19人のうち、10人が死亡したということです。

亡くなったのは、ほとんどが60代から80代でした。

自治体によりますと、患者の酸素吸入のために使用されていた機器から火が出て爆発が起きたということで、当局が当時の状況や火が出た原因を詳しく調べています。

アメリカ、ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、トルコは、18日に新たに感染が確認された新型コロナウイルスの感染者が2万5000人を超えて、この日としては世界各国の中で6番目に多くなっています。

感染拡大を食い止めるため、今月から、夜間や週末には市民の不要不急の外出が禁止されています。