東京 新型コロナ 736人感染確認 1日の感染確認で2番目に多く

東京都では19日、これまでで2番目に多い736人が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。今月の感染の確認は、あわせて9951人となり、19日間で月別では最も多かった先月11月を上回りました。

東京都は、19日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて736人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の確認としては、17日の822人に次いで、これまでで2番目に多くなりました。

600人を超えるのは4日連続です。

また、今月の感染の確認は、合わせて9951人となり、19日までの19日間で月別では最も多かった先月の9857人を上回りました。

19日の736人は、年代別に▼10歳未満が18人、▼10代が43人、▼20代が207人、▼30代が136人、▼40代が111人、▼50代が97人、▼60代が54人、▼70代が33人、▼80代が27人、▼90代が10人です。

およそ40%にあたる298人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ60%の438人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、▼「家庭内」が最も多く135人、次いで、▼「施設内」が62人、▼「職場内」と「会食」がそれぞれ27人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて5万890人になりました。

一方、都の基準で集計した19日時点の重症の患者は18日より4人減って62人でした。

重症の患者を含めた全体の入院患者は2134人となり、これまでで最も多くなりました。

都が確保した病床に占める入院患者の割合は、71.1%に上昇しています。

都の担当者は、「院内感染のほか、グループホームや特別養護老人ホームなどで感染した高齢者が入院するケースが増えている。医療提供体制のひっ迫を防ぐためには、こうした施設内での高齢者への感染を減らしていくことが重要だ」と話しています。

また、都は、これまでに感染が確認されていた70代から90代までの男女合わせて5人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人は合わせて566人になりました。

入院中の人は2134人 これまでで最多

東京都によりますと、19日までに感染が確認された5万890人のうち、入院中の人は18日より80人増えて2134人となり、これまでで最も多くなりました。

入院患者のうち都の基準で集計した重症の患者は18日より4人減って62人でした。

都は、19日の時点で、重症の患者向けの病床を200床確保していますが、これを250床にするよう医療機関に要請しているほか、2800床確保している中等症以下の患者向けの病床は3750床にするよう要請しています。

また、自宅で療養している人は18日より2人減って1510人でした。

都が開設・運用している10のホテルなどで療養している軽症や無症状の人は18日より22人増えて918人でした。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は18日より583人増えて1563人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は4万4199人となっています。