米ペンス副大統領 みずからワクチン接種受け 安全性アピール

新型コロナウイルスの被害が世界で最も深刻なアメリカで今週からワクチンの接種が始まり、一部で安全性を疑問視する国民もいる中、ペンス副大統領がワクチンの接種を受ける様子を公開し、安全性をアピールしました。

新型コロナウイルスによる死者が世界最悪の31万人を超えるアメリカでは、14日からワクチンの接種が始まっています。

こうした中、トランプ政権でウイルスの対策チームを率いるペンス副大統領は18日、自身がワクチンの接種を受ける様子を公開しました。

ペンス副大統領は「1年にわたって続いた悲嘆と困難を経て、皆さんに元気を与えるものになる。私がワクチンを接種したことが、国民の自信と安心につながればいい」と述べて、安全性をアピールしました。

アメリカでは、一部でワクチンの安全性を疑問視する人もいて、14日、調査会社イプソスとABCテレビが発表した世論調査では「ワクチンを接種しない」と答えた人は全体の15%となっています。

これを支持政党別にみますと、民主党支持者の間では6%だったのに対して、共和党支持者では26%に上っていて、その差が顕著になっています。

ワクチンをめぐっては、バイデン次期大統領も近くみずから接種する様子を公開して安全だと呼びかけることにしています。