韓国 元慰安婦女性施設の前所長らを書類送検 業務上横領容疑

韓国の警察は18日、仏教系の団体が運営し元慰安婦の女性たちが暮らす施設の前所長らが、亡くなった元慰安婦が残した日本円で560万円余りを、寄付金と称して不正に受け取っていたとして、業務上横領などの疑いで書類送検しました。

韓国の首都ソウル近郊のキョンギ(京畿)道で、仏教系の団体が運営し元慰安婦の女性たちが暮らす施設「ナヌムの家」をめぐっては、ことし5月、寄付金を不正に蓄えて元慰安婦とは関係のない目的に流用しようとしているなどと一部の職員が告発し、警察による捜査が進められていました。

韓国の通信社、連合ニュースなど複数のメディアによりますと、現地の警察は18日、施設の前所長ら2人が書類を偽造し、亡くなった元慰安婦が残した6000万ウォン余り、日本円で560万円余りを、寄付金と称して不正に受け取っていたとして、業務上横領などの疑いで書類送検したということです。

韓国では先月、元慰安婦を支援する別の団体の前理事長で、与党の国会議員が、およそ3億7000万ウォン、日本円でおよそ3500万円の補助金をだまし取ったとして、補助金管理法違反などの罪に問われている裁判の初公判が開かれたばかりで、元慰安婦の支援活動の在り方に厳しい視線が注がれています。