18日夜~20日 東北や北陸の山沿い中心に雪強まる 十分注意を

強い寒気が再び南下するため、東北や北陸の山沿いを中心に18日夜から20日の日曜にかけて雪が強まる見込みです。

記録的な大雪となった新潟県と群馬県の山沿いでもさらに積雪が増えるおそれがあり、交通への影響のほか、雪崩や雪下ろし中の事故などに十分な注意が必要です。

車で移動する際には冬用タイヤかチェーンを装着し、慎重な運転を心がけてください。

気象庁によりますと、強い寒気と冬型の気圧配置の影響で、新潟県と群馬県の山沿いでは、17日までの3日間で2m前後の雪が降る記録的な大雪となり、車の立往生などの影響が出ています。

午後6時の積雪は群馬県みなかみ町藤原で1メートル67センチ、新潟県津南町で1メートル50センチなどとなっています。

現在雪は弱まっていますが、これから20日日曜日にかけて上空に再び強い寒気が流れ込んで冬型の気圧配置が強まり、東北や北陸では18日夜から、関東甲信では19日から、山沿いを中心に雪が強まる見込みです。

19日夕方までの24時間に降る雪の量は、いずれも山沿いの多いところで
▽新潟県で80cm、
▽東北で60cm、
▽関東北部と長野県、それに北海道の日本海側で50cm、
▽北陸で45cmなどと予想されています。

さらに、20日夕方にかけての24時間に降る雪の量は、
▽新潟県で70cmから90cm、
▽関東北部で60cmから80cm、
▽長野県で50cmから70cm、
▽東北、北陸で40cmから60cm、
▽北海道の日本海側で20cmから40cmなどと予想されています。

気象庁は、交通への影響のほか、雪崩、屋根からの落雪、電線や樹木への着雪に十分注意するよう呼びかけています。

車で移動する際には冬用タイヤかチェーンを装着し、慎重な運転を心がけてください。

新潟 雪下ろしで転落か 2人死亡

大雪の影響で新潟県内では、屋根からの雪下ろしの際に転落するなどして2人が死亡、7人がけがをしていて、県が除雪作業中の事故に注意を呼びかけています。

18日午前11時半ごろ、十日町市八箇で「屋根から人が落ちた」と通りかかった男性から消防に通報がありました。
警察と消防によりますと、転落したのは岡村貞雄さん(81)で、自宅の車庫の屋根から積もった雪を下ろす作業中に転落して、病院に運ばれましたが、その後死亡しました。
車庫の屋根は5メートルの高さがあり、警察が当時の状況などを詳しく調べています。

また、消防や警察によりますと午後0時半ごろ、津南町中深見の屋根の軒下で「人が倒れている」と消防に通報がありました。
倒れていたのは70歳の男性で、自宅の屋根の雪下ろし中に転落したとみられていて、病院に搬送されましたが、その後死亡しました。

さらに各地の消防によりますと、雪下ろし中の転落事故などで合わせて7人がけがをしたということです。
このうち、南魚沼市、長岡市、それに十日町市では18日午前中、いずれも70代の男性合わせて3人が自宅や会社の屋根の雪下ろし中に転落してけがをしました。
また長岡市では、18日午前5時半ごろ、50代の男性が自宅で除雪作業中に除雪機に詰まった雪を取り除こうと手を入れた際に薬指を切断する大けがをしたということです。

新潟県は、屋根など高い場所の除雪をする際はヘルメットをかぶり命綱をつけることや、除雪機に詰まった雪を取り除く際は必ずエンジンを止めて行うこと、それに、雪を流す「流雪溝」や水路の場所を十分、確認するよう呼びかけています。

加藤官房長官「対策に万全を期す」

加藤官房長官は、閣議のあとの記者会見で「あすから、あさってにかけて再び降雪が強まるおそれがある。国民の皆さんには、大雪による交通障害や施設への被害、屋根からの落雪、山地での雪崩に十分注意していただくとともに、気象情報や道路交通情報などにも留意していただきたい。政府としては引き続き、関係省庁で緊密に連携をとりながら情報共有や対策に万全を期していきたい」と述べました。

一方、新潟県の関越自動車道で多数の車が立往生していることについて「今回の一連の対応が適切であったかどうか、国土交通省を通じてしっかりと検証していく必要がある。これから大雪の季節であり、今後の対応にも結び付けていきたい」と述べました。

JR在来線100本運休や部分運休

雪の影響で、午後4時45分現在、北海道内のJR在来線は特急列車と普通列車合わせて100本が運休や部分運休となっています。

JR北海道によりますと、雪の影響で、札幌と旭川を結ぶ特急列車の「ライラック」と「カムイ」、合わせて19本が運休となっています。

また普通列車は81本が運休か部分運休となっています。

さらに、函館線の江別と滝川の間の上下線は19日午前8時ごろまで運転を見合わせることにしています。

JR北海道は、19日にかけてさらに運休が増える可能性が高いとして、利用者にはホームページなどで最新の運行状況を確認するよう呼びかけています。