新型コロナ 休業支援金 対象期間を来年2月末まで延長 厚労省

新型コロナウイルスの影響で休業を余儀なくされたのに企業から休業手当が支払われない人を支援する「休業支援金」について、厚生労働省は今月末までとしていた対象の期間を来年2月末まで延長することになりました。

「休業支援金」は、新型コロナウイルスの影響で企業の指示で休業したにもかかわらず休業手当が支払われない人を支援する制度です。

中小企業で働く人が対象で、ことし4月からの休業に対して1日、1万1000円を上限に賃金の8割が直接支給され、今月10日の時点でおよそ76万5000件、金額にして500億円余りの支給が決まっています。

厚生労働省は今月末までの休業について休業支援金を支給するとしていましたが、「厳しい雇用情勢が続いている」として来年2月末まで延長することになりました。

申請の期限については、
▽ことし4月から9月までの休業は今月末まで、
▽10月から12月までの休業は来年3月末までとなっています。

厚生労働省は「勤務先の企業の協力が得られなくても申請をすることはでき採用時の書面や給与明細で継続した勤務などが確認できれば支援金の支給を認めている。休業手当が支払われない場合は相談してほしい」と話しています。