フランス マクロン大統領 新型コロナ PCR検査で陽性判定

フランスのマクロン大統領が17日、新型コロナウイルスの検査で陽性と判定されました。7日間の隔離に入り、遠隔で仕事は続けるとしていますが、最近同じイベントに出席していたスペインのサンチェス首相やEU=ヨーロッパ連合のミシェル大統領も自主隔離に入るなど影響が広がっています。

フランス大統領府は17日、マクロン大統領に新型コロナウイルスの初期症状が見られたため、PCR検査を行ったところ陽性と判定されたと発表しました。

マクロン大統領は7日間の隔離に入り、遠隔で仕事は続けるとしています。

具体的な症状は明らかになっていません。

大統領府によりますと、マクロン大統領は前日の16日に閣議に出席していましたが、閣僚は距離をとり、マスクを着用していたとして、閣議では接触があったとされるケースはなかったものの、この日にマクロン大統領と夕食をともにしたカステックス首相は接触があったと認定され、7日間の自主隔離を行うことになりました。

イベント同席のスペイン首相やEU大統領も自主隔離

また、スペイン首相府は、今月14日にパリで開かれたOECD=経済協力開発機構のイベントにマクロン大統領とともに出席していたとして、サンチェス首相も24日まで自主隔離を行うと発表しました。

このイベントにはEUのミシェル大統領も出席していて、EUの報道官は濃厚接触ではないとしながらも、念のため自主隔離するとしていて、影響が広がっています。

G7=主要7か国の首脳で感染が確認されたのは、3月のイギリスのジョンソン首相と10月のアメリカのトランプ大統領に続いて3人目となります。