企業年金の運用利率 生命保険会社で対応分かれる

企業から預かっている年金資金の運用について、生命保険大手の第一生命が世界的な低金利を背景に企業に約束する運用利率を来年引き下げる一方、日本生命は少なくとも来年度いっぱいは利率を維持することを決め、対応が分かれることになりました。

生命保険会社は、企業から年金資金を預かって運用していますが、新型コロナウイルスへの対応で世界中で金融緩和が行われたため金利が下がり、運用環境が一段と厳しくなっています。

大手の「第一生命」は、確定給付型の年金資金の運用で顧客の企業に約束している「予定利率」を、来年10月から今の1.25%から0.25%に引き下げることをすでに決めています。

一方、業界最大手の「日本生命」は17日契約を結んでいるおよそ5000社の企業への影響を考慮して、少なくとも来年度いっぱいは今の1.25%を維持することを決めました。

確定給付型の企業年金の予定利率については、「明治安田生命」と「住友生命」も据え置くことを決め、当面の対応が各社で分かれることになりました。