“選挙不正なかった”更迭の米元高官 トランプ大統領らを批判

アメリカ大統領選挙について、大規模な不正はなかったという見解を示して、トランプ大統領に更迭された政府の元高官が議会で証言し、選挙結果をめぐって争うことは選挙の信頼性を損なうとトランプ大統領や共和党議員らを批判しました。

アメリカ大統領選挙でトランプ大統領が選挙で不正が行われたとの主張を続ける中、16日、議会上院の公聴会が開かれ、国土安全保障省のクレブス前局長が証言しました。

クレブス氏は、選挙への介入や不正などを監視する部署のトップを務めていましたが、先月、大規模な不正はなかったという見解を示したあと、トランプ大統領によって更迭されました。

公聴会でクレブス氏は「選挙結果について議論が必要な時期はすでに過ぎた」と述べました。

その上で「いまだに選挙結果をめぐって争い、民主主義を攻撃しようとする行為は選挙プロセスの信頼性を損なう」と述べて、トランプ大統領や一部の共和党の議員らが、選挙での不正を主張し続けていることを批判しました。

これについてトランプ大統領はツイッターに、「クレブス氏は間違った主張をしていることが公聴会で示された」と投稿し、不快感を示しました。

大統領選挙をめぐっては今月14日に民主党のバイデン次期大統領が正式に当選に必要な過半数の選挙人の票を獲得し、その後、共和党の上院トップもバイデン氏の当選を認めています。