自衛隊「宇宙作戦隊」の訓練 報道陣に公開

ことし発足した自衛隊で初めての宇宙領域の専門部隊「宇宙作戦隊」の訓練内容が公開され、各国の人工衛星の動きを分析し予測する技術の習得などに努めていることが説明されました。

人工衛星は自衛隊が作戦を行ううえで、情報収集や通信などに欠かせないものになっており「宇宙作戦隊」は日本の人工衛星を他国からの攻撃や妨害などから守るため、ことし5月に発足しました。

16日は「宇宙作戦隊」が置かれている東京の航空自衛隊府中基地で、ふだん行っている訓練の内容が報道陣に公開されました。

部隊の本格的な運用が始まるのは令和5年度からで、それを前に隊員たちはシミュレーターを使った訓練を繰り返しているということで、公開されているデータをもとに各国の人工衛星の動きを分析し、その後の動きを予測する技術の習得などに努めていることが説明されました。

本格運用に向けて防衛省は今後、山口県内にレーダーを設置するほか、JAXA=宇宙航空研究開発機構やアメリカ軍とも連携して、宇宙の状況を監視する専用のシステムを整備することにしています。

宇宙作戦隊の阿式俊英隊長は「各国が人工衛星を攻撃する兵器の開発を進めるなど宇宙空間の安定的な利用に対するリスクは高まっており、本格運用に向けて万全の態勢を構築していきたい」と話していました。