社会

感染対策とり観光を 密避ける新たな水上ツアー 京都 伏見

水運の要衝として栄えた京都の伏見で、密を避けながら船でのもてなしを楽しめる観光の体験ツアーが行われました。
この体験ツアーは、新型コロナウイルスの感染対策を取りながら楽しめる新しい観光を提案しようと、大阪の鉄道会社が京都市伏見区で開き、旅行会社の担当者などおよそ10人が参加しました。

参加者たちは、江戸時代に京都と大阪を結んだ三十石船を復元した遊覧船に乗り込み抹茶を使ったお香作りを体験しました。

このあと3人ずつに分かれて真ん中にこたつを置いた直径2メートルほどのゴムボートに乗り込み、岸から離れた場所まで移動しました。

家族連れなどの利用を想定した「水上こたつピクニック」では、温かいかす汁や甘酒などがふるまわれ、参加者たちは冷えた体を温めながら、ゆったりとした川の流れを楽しんでいました。参加した男性は「波が来るたびにポチャンと揺れるのがわかるほど静かで、誰もいない安心感もあってとても楽しめました」と話していました。

企画した京阪ホールディングスの島田裕道事業推進担当課長は「伏見の水辺の魅力をコロナ禍だからこそ生かして、新たな観光を提案していきたい」と話していました。

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