経済再生相 「Go Toトラベル」広島市の除外要請受け調整進める

「Go Toトラベル」について西村経済再生担当大臣は、記者会見で、広島県からの要請を受けて、全国一斉に一時停止する12月28日よりも前に、広島市を対象から外すことも視野に調整を進めていく考えを示しました。

この中で、西村経済再生担当大臣は、広島市の感染状況について「直近1週間の10万人当たりの新規陽性者数も、かなり高い水準になっており、警戒感を持って、データの分析などをしている」と述べました。

そのうえで「Go Toトラベル」について広島県からの要請を受けて、全国一斉に一時停止する12月28日よりも前に、広島市を対象から外すことも視野に調整を進めていく考えを示しました。

また、西村大臣は今週半ばまでを「勝負の3週間」と、位置づけて対策を講じていることについて「緊急事態宣言が視野に入るような状況にはなっていないということでは、取り組みが一定の成果を挙げたと思うが、減少傾向に転じていない。早期に感染拡大を抑制し、減少傾向にすることが大事であり、協力をお願いしたい」と述べました。

湯崎知事「28日より前倒しで除外を」

政府が「Go Toトラベル」の一時停止を決めたことを受け、広島県の湯崎知事は感染が拡大している広島市を発着するケースを28日より前倒しで除外できるよう、引き続き政府と調整していく考えを示しました。

広島県の湯崎知事は記者会見で「全国各地で感染が拡大しているため、適切な判断だ」と述べました。

そのうえで、「他地域の方が広島市に来られて、今、安心して観光できる状況ではない」と述べ、広島市を発着するケースについて28日より前倒しで除外できるよう、引き続き政府と調整していく考えを示しました。