市立学校で教員2人コロナ感染 教職員全員濃厚接触で自宅待機に

教員2人の新型コロナウイルスの感染が確認された鹿児島県曽於市の市立学校で、同じ学校の教職員全員が濃厚接触者になり、自宅待機となっていることがわかりました。この学校では15日まで臨時休校としていましたが、12月23日までは授業の再開が難しくなっています。

曽於市内の市立学校では、12月9日に教員1人の感染が確認されました。

市の教育委員会によりますと、すべての教職員に行ったPCR検査で新たに1人の感染が確認され、それ以外は陰性でしたが、全員が2人の濃厚接触者にあたることがわかったということです。

この学校では教員の感染が確認された9日から15日までを、臨時休校としていましたが、保健所の指導では、陰性が確認されても濃厚接触者は2週間の出席停止を行う必要があり、12月23日までは授業の再開が難しい状況だということです。

この学校に通う子どもは全員の陰性が確認されていて、学校では23日までの間、教員免許を持つ市教育委員会の職員などを学校に派遣し、学習指導を行う時間を設けることを検討しているということです。

曽於市教育委員会は「感染予防に努めてきたが、このような事態は想定していなかった。子どもたちの学習指導をしっかりと続けられるように対応していきたい」とコメントしています。