韓国 新型コロナが感染拡大 ソウルなどに臨時の検査施設

韓国では、新型コロナウイルスの感染者が初めて1日当たり1000人を超える日が出るなど、感染が拡大していて、政府はソウルなどの首都圏に臨時の検査施設を新たに設置し、感染者の早期発見につなげたい考えです。

韓国では、新型コロナウイルスの感染が再び拡大していて、今月12日には、1日に確認された感染者が初めて1000人を超えました。

このため韓国政府は、感染者が集中しているソウルなどの首都圏におよそ150か所の臨時の検査施設を設置することを決め、14日から運用が始まりました。

これらの施設では、来月3日まで3週間にわたって、週末も含め午前9時から午後6時まで、症状がなくても無料で検査を受けることができるようになっていて、ソウル駅前の施設には、厳しい寒さにもかかわらず、早速、長い列ができていました。

韓国政府はこれまで、感染が疑われる人を早期に特定し、徹底的に検査を行うことで、感染の封じ込めを図ってきましたが、感染者が急増する中、対応が追いつかなくなっていて、検査を受けやすくすることで、感染者の早期発見につなげたい考えです。