大阪に医療支援で派遣 陸自の看護師などの出発式 兵庫 伊丹

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、大阪府からの要請を受けて医療施設に派遣される陸上自衛隊の看護師など7人の出発式が、兵庫県伊丹市で行われました。

派遣されるのは、陸上自衛隊中部方面隊の看護師など7人で、14日に総監部がある伊丹駐屯地で出発式が行われました。

式は、看護師や家族などに風評被害が及ばないよう、個人の特定ができない形で公開され、女性の看護師が「大阪府における医療支援のため出発します」と述べると、野澤真中部方面総監が「よろしく頼む」と激励のことばを述べました。

このうち、ICU=集中治療室での看護にも対応できる高い技能を持った埼玉県の防衛医科大学校の看護師1人と、中部方面隊の准看護師2人は、15日から運用が始まる重症患者専用の医療施設、「大阪コロナ重症センター」に派遣されます。

また、東大阪市にある「大阪府立中河内救命救急センター」には中部方面隊の看護師と准看護師の4人が派遣されます。

7人のうち3人は、ICU=集中治療室での看護にも対応できる高い技能を持った埼玉県の防衛医科大学校の看護師と准看護師で、15日から運用が始まる重症患者専用の医療施設「大阪コロナ重症センター」に派遣されます。

また、東大阪市にある「大阪府立中河内救命救急センター」には、看護師と准看護師の4人が派遣されます。

7人は14日にバスで現地に入り、15日から今月28日まで医療支援にあたるということです。