東京都 新型コロナ 3人死亡 305人感染確認 入院患者2000人超え

東京都は14日、都内で新たに305人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都の基準で集計した14日時点の重症の患者は、13日より3人増えて73人となり、ことし5月に緊急事態宣言が解除されたあとでは最も多くなりました。
また、入院患者もはじめて2000人を超え、これまでで最も多くなりました。

東京都は14日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて305人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が300人を超えるのは7日連続です。

年代別では
▽10歳未満が6人
▽10代が26人
▽20代が85人
▽30代が55人
▽40代が55人
▽50代が36人
▽60代が19人
▽70代が10人
▽80代が11人
▽90代が2人です。

14日の305人のうち、およそ46%にあたる139人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ54%の166人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は
▽「家庭内」が最も多く59人
▽「施設内」が29人
▽「職場内」が28人
▽「会食」が4人などとなっています■。

このうち「施設内」では、8つの医療機関で職員と患者の合わせて10人が、高齢者施設では5つの施設で利用者と入所者7人の感染が確認されました。

また、同じ小学校で、児童6人の感染が確認されたということです。

これで都内で感染が確認されたのは、合わせて4万7530人になりました。

一方、都の基準で集計した14日時点の重症の患者は13日より3人増えて73人となり、ことし5月に緊急事態宣言が解除されたあとでは最も多くなりました。

重症の患者73人を含めた全体の入院患者は、はじめて2000人を超え、これまでで最も多くなりました。

都の担当者は「夏とは異なり、高齢者に感染が広がっていることが入院患者や重症の患者を押し上げている要因だ。病床には限りがあるので、都民には改めてこうした状況を認識してもらい、感染拡大を抑えられるよう対策をお願いしたい」と話していました。

また都は、これまでに感染が確認されていた40代と70代、それに90代の女性3人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人は、合わせて538人になりました。