全日空 成田-中国 深セン便就航 緊急事態宣言後初の新規国際線

先月から中国との間でビジネス関係者などの往来が再開される中、全日空は成田空港と中国の深※センを結ぶ便を14日、就航させました。
全日空が国際線を新たに就航させるのは、ことし4月の緊急事態宣言以降初めてです。

成田空港から深センに向かう14日朝の第1便には、ビジネス関係の日本人や一時帰国する中国人などの乗客13人が乗り込みました。

先月30日から中国との間でビジネス関係者などの往来が再開される中、全日空ではハイテク産業が集積する深センはビジネス需要が見込めるとして、ことし4月の緊急事態宣言以降初めて国際線を新たに就航させました。

出張で深センに向かう製造業の37歳の男性は「感染拡大が続く日本から中国に出張に行くことが、現地の人からどう見られるか気になります。海外に製品を納入する場合は出張に行かざるをえないので、感染ができるだけ早く終息してほしいです」と話していました。

感染拡大の影響で厳しい経営状況が続く全日空では、今月の国際線の運航ダイヤが当初の計画のおよそ2割にとどまっていて、今後、各国の入国制限措置や需要動向を踏まえて運航ダイヤを検討したいとしています。

(※センは「土」偏に「川」)