新型コロナ 「勝負の3週間」飲食店も感染対策徹底で営業

政府が「勝負の3週間」と位置づけて新型コロナウイルスの感染対策の徹底を呼びかけてから3週目を迎えています。東京都内の居酒屋では客用のフェイスシールドを用意したり、接触を減らすため配膳用のロボットを導入したりするなど、対策を徹底しながらの営業が続いています。

このうち、ビアホールの「サッポロライオン」は、入店時の検温や手の消毒、大皿料理を小皿に分けて提供するなどの感染防止対策をとっています。

また、首都圏のおよそ30店舗では、来店客に紙製のフェイスシールドを用意しています。

銀座ライオン新橋店の岡本優支配人は「例年なら忘年会のシーズンだが営業時間短縮の要請もあり、厳しい状況だ。さまざまな感染対策で来店のきっかけにしたい」と話しています。

一方、居酒屋「はなの舞」などを運営するチムニーは、今月、配膳用のロボットを都内の店舗に導入しました。

客と従業員の接触の機会を減らすねらいです。

チムニー中日本第1事業部の花田拓也部長代行は「安心安全を第一に感染対策を行い、営業を続けている。飲食店の新しい形としてロボットの配膳を楽しんでほしい」と話しています。

東京などで飲食店への営業時間の短縮要請が行われ、忘年会を自粛する動きも相次ぐ厳しい状況の中、感染対策を徹底しながらの営業が続いています。

飲食店の感染対策が集客を左右

新型コロナウイルスの感染が広がる中、飲食店の感染防止対策が集客を左右する要素にもなっています。

飲食店の予約サイト「ぐるなび」が先月下旬、会員1000人を対象に行った調査では、衛生面の取り組みが飲食店を選ぶ際の基準になる、と答えた人の割合が90%近くにのぼりました。

この予約サイトでは、7月以降、加盟する飲食店の情報を掲載するページに、どういった感染対策を実施しているかを、分かりやすいマークで紹介する取り組みを始めたところ、これまでに60%を超える3万3000店余りが利用していて、店側の意識の高まりをうかがわせています。

ぐるなびプロダクトデザイン部の徐蓮姫部長は「新型コロナウイルスの感染拡大が収束しても、感染症と衛生面に対する消費者の関心は高い状態が続くと思う。店側は今後も消費者のニーズを把握して、対策を行うことが必要だ」と話しています。