東京都 新型コロナ 新たに480人感染確認 日曜日としては最多

東京都は、13日、日曜日としてはこれまでで最も多い480人が都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
感染の確認が高い水準で推移していて、7日間の平均は初めて500人を超えました。
また、都の基準で集計した13日時点の重症の患者は70人で、ことし5月に緊急事態宣言が解除されたあとでは先月30日と並んで最も多くなりました。

東京都は、13日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて480人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では、
▽10歳未満が12人、
▽10代が34人、
▽20代が121人、
▽30代が88人、
▽40代が73人、
▽50代が63人、
▽60代が35人、
▽70代が25人、
▽80代が26人、
▽90代が3人です。

1日の感染の確認が400人を超えるのは5日連続で、日曜日の発表人数としては先月29日の418人を上回ってこれまでで最も多くなりました。

都内では、13日までの1週間で600人を超えた日と500人を超えた日がそれぞれ2日あり、感染の確認が高い水準で推移していて、13日までの7日間の平均は初めて500人を超えました。

13日の480人のうち、およそ46%にあたる220人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ54%の260人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が最も多く93人、次いで、「施設内」が24人、「職場内」が23人、「会食」が13人などとなっています。

このうち、「施設内」では、7つの医療機関で職員と患者の合わせて19人が、高齢者施設では5つの施設で5人の感染が確認されています。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて4万7225人になりました。

都の担当者は「かなり高い水準で推移しているにもかかわらず、この数字が都民の皆さんにとって当たり前になってくることが怖いことだ。ぜひ不要不急の外出を控えていただき、どうしても外出しなければならない時は、しっかり対策をとってほしい」と話していました。

一方、都の基準で集計した13日時点の重症の患者は12日より2人増えて70人となり、ことし5月に緊急事態宣言が解除されたあとでは先月30日と並んで最も多くなりました。

さらに、重症患者を含めた入院患者も13日の時点で1971人と初めて1900人を超えてこれまでで最も多くなり、都が確保している合わせて3000床のうち、使用率は65.7%となりました。

13日に死亡が確認された人はいませんでした。

入院・重症・療養・調整中

入院患者のうち都の基準で集計した重症の患者は12日より2人増えて70人でした。

都は、13日の時点で、重症の患者向けの病床を200床、中等症以下の患者向けの病床は2800床をそれぞれ確保しているということです。

また、自宅で療養している人は12日より103人増えて1208人でした。

都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は12日より19人増えて932人でした。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は12日より3人増えて1024人です。

一方、すでに退院した人や自宅などでの療養が終わった人は4万1555人となっています。