中国の新車販売 8か月連続増加 回復続く 年間も前年並みか

中国の先月の新車の販売台数は、去年の同じ月より12%余り増えて、8か月連続の増加となりました。中国の自動車市場は、新型コロナウイルスの影響で受けた打撃からの回復が続いていて、業界団体は、年間の販売台数も去年に近い水準になるという見通しを示しました。

自動車メーカーなどでつくる中国自動車工業協会の発表によりますと、先月の中国国内の新車の販売台数は去年の同じ月より12.6%多い277万台で、8か月連続で去年の同じ月を上回りました。

このうち、乗用車が229万7000台と11.6%の増加となったほか、大型トラックなどの商用車は47万2000台と18%の増加となりました。

中国の自動車市場は、新型コロナウイルスの影響でことし2月から3月にかけて大きな打撃を受けましたが、その後は、地方政府による補助金の効果や、政府のインフラ投資の拡大でトラックの需要が伸びたことなどを背景に回復が続いています。

業界団体は、「ことし1年間の販売台数は2500万台を超え、去年と比べた減少幅も2%以内におさまるだろう」という見通しを示しました。

一方、中国政府は、自動車販売を促進する政策を追加で実施する方針を示していて、基幹産業である自動車業界のてこ入れを図ることで、経済全体のさらなる回復につなげたいねらいです。