新型コロナ 死者のうち15人は感染判明段階で無症状 東京都調査

ことし7月以降に東京都が発表した、新型コロナウイルスに感染して死亡した人のうち、少なくとも15人は感染がわかった段階では症状がなかったことが都の調査でわかりました。

15人の年代は、70代と80代がそれぞれ5人、60代が3人、90代が2人でした。

また、15人のうち13人は糖尿病やがんなどの基礎疾患があったということです。

感染経路別では、医療機関や高齢者施設での感染が9人、家庭内が5人で、感染経路がわからない人が1人でした。

都の担当者は「無症状だからといって安心してはいけないということを示している。本人や家族はもちろん、高齢者がいる施設などでは、感染防止対策を徹底したうえで、周囲で感染した人がいれば少しでも早く検査をして治療につなげることが重要だ」と話しています。